介護業務改善
介護施設向けナースコールの種類と選び方|有線・無線・スマホ連動の違いと更新時のチェックポイント
ナースコールの入替を検討し始めると、有線・無線・スマホ連動といった言葉が並び、何を基準に比べればよいのか分かりにくいと感じる方は多いのではないでしょうか。
ナースコールは一度導入すると10年以上使い続ける設備です。だからこそ、目先の機能や価格だけで決めてしまうと、あとから連携や増設で行き詰まることがあります。
ナースコールの種類は、通信方式・受け手の端末・呼出ボタンという3つの軸に分けて考えると整理しやすくなります。この3軸で自施設に必要な条件を絞り込めば、比較の視点が定まります。
この記事では、ナースコールの仕組みと種類、選び方のチェックポイント、更新(入替)を検討するときの目安を解説します。施設の課題別の選び方や導入事例も紹介しますので、更新計画の検討にお役立てください。
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ナースコールとは?介護施設での役割と仕組みをわかりやすく解説

ナースコールとは、利用者が居室から職員を呼び出し、職員がその呼出に応答するための設備です。介護施設では、利用者の困りごとに職員が最初に気づくための仕組みといえます。
近年は呼び出しを受けるだけでなく、見守り機器や介護記録ソフトと連携する製品も増えています。まずは基本的な仕組みと、施設ならではの役割を確認しておきましょう。
- ナースコールの基本的な仕組みと構成機器の名称
- 「呼ぶ」だけではない役割の広がり
- 病院と介護施設でのナースコールの違い
ナースコールの基本的な仕組みと構成機器の名称
ナースコールは、呼び出す側の機器と、受ける側の機器、その間をつなぐ設備で構成されます。名称はメーカーによって異なりますが、役割で分けると理解しやすくなります。
呼び出す側の機器は「子機」と呼ばれ、居室のベッドサイドやトイレ、浴室などに設置されます。手元で握って押すタイプや、壁面に取り付ける呼出ボタンなどがあります。
受ける側の機器は「親機」です。スタッフステーションに置く卓上型のほか、画面の大きいボード型のPC親機を選べる製品もあります。
廊下側に取り付ける「表示灯」は、どの居室から呼び出しがあったのかを知らせるための機器です。
このほか、PHSやスマートフォンで呼出を受ける場合は、基地局や無線LANといった通信のための設備が加わります。
「呼ぶ」だけではない役割の広がり
従来のナースコールは、呼び出しを受けて駆けつけるための設備でした。しかし現在は、その前後の業務を支える役割へと広がっています。
たとえば、見守り機器と連携すれば、利用者がボタンを押す前の起き上がりや離床を職員に知らせられます。介護記録ソフトと連携すれば、呼出の履歴を記録に取り込めます。対応した内容そのものは職員が入力する必要がありますが、その場で入力できる仕組みにしておけば、後からまとめて書き起こす手間を減らせます。
つまりナースコールは、施設の情報が最初に集まる場所になりつつあるといえるでしょう。更新の際は「呼出をどう受けるか」だけでなく「その情報を何につなげるか」まで考えておくと、選定の軸がぶれにくくなります。
病院と介護施設でのナースコールの違い
病院と介護施設では、ナースコールに求められる条件が少し異なります。背景にあるのは、建物の造りと職員の動き方の違いです。
病院は病棟単位でスタッフステーションが置かれ、比較的短い動線のなかで対応する傾向があります。一方、介護施設はユニット型の個室や複数フロアに分かれていることが多く、職員が広い範囲を移動しながら業務にあたる傾向があります。もちろん、建物や運営方針によって当てはまらないケースもあります。
そのため介護施設では、移動中でも呼出に気づける仕組みや、夜間の少人数体制を支える機能が重視される傾向があります。この記事でも、介護施設で使う前提に絞って解説します。
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ナースコールの種類①|通信方式による分類

種類を整理する軸のひとつが、通信方式です。呼出の信号をどのように伝えるかによって、工事の規模も拡張性も変わります。
ここでは代表的な3つの方式を取り上げ、それぞれの特徴を確認します。自施設の建物や工事のしやすさと照らし合わせながら読み進めてみてください。
- 個別線式(有線)
- IPネットワーク式
- 無線(ワイヤレス)呼出
個別線式(有線)
個別線式は、居室の子機と親機を配線で1対1に結ぶ、もっとも基本的な方式です。呼出の経路が単純なため、構成が分かりやすいという特徴があります。
新設時には各居室への配線工事が必要になります。一方で、すでに個別線式を使っている施設であれば、一部の配線を活かして更新できる場合もあります。
建物の構造上、大がかりな配線工事が難しい場合や、稼働中の施設で工事期間を短くしたい場合には、既設設備を活かせるかどうかが選定の分かれ目になります。
IPネットワーク式
IPネットワーク式は、施設内のネットワークを使って呼出や映像をやり取りする方式です。文字情報だけでなく映像も扱えるため、拡張性の高さが特徴です。
見守りカメラの映像を親機やスマートフォンに表示したり、介護記録ソフトと連携したりといった構成が取りやすくなります。将来的に機器を追加していきたい施設に向いた方式といえるでしょう。
その分、施設内のネットワーク環境を整える必要があります。導入前に、無線LANを含めたネットワークの設計を含めて相談しておくことが大切です。
無線(ワイヤレス)呼出
無線呼出は、配線を引かずに電波で呼出を伝える方式です。配線工事の負担が小さいため、既存の建物に後から追加しやすい点が利点です。
電池が不要な呼出ボタンなど、居室以外の場所にも置きやすい機器を選べる製品もあります。共用スペースやトイレなど、配線が届きにくい場所の補完にも活用できます。
ただし、電波は建物の構造の影響を受けます。導入前に、実際の設置場所で電波が届くかどうかを確認しておくとよいでしょう。
【表】通信方式の比較
| 方式 | 配線工事の規模 | 拡張のしやすさ | 向いている施設 |
| 個別線式(有線) | 居室ごとに配線が必要 | 構成はシンプル | 既設の配線を活かして更新したい施設 |
| IPネットワーク式 | ネットワークの整備が必要 | 映像や記録ソフトと連携しやすい | 見守り機器との連携を広げたい施設 |
| 無線(ワイヤレス)呼出 | 配線工事の負担が小さい | 設置場所を追加しやすい | 後から呼出場所を増やしたい施設 |
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ナースコールの種類②|受け手側の端末による分類

次に整理したいのが、呼出を「どこで受けるか」です。同じ通信方式でも、受け手の端末が変われば職員の動き方は大きく変わります。
ここでは、親機・PHS・スマートフォンという3つの受け方を比べます。夜間の人数や職員の移動範囲を思い浮かべながら読んでみてください。
- 親機で受ける
- PHSで受ける
- スマートフォンで受ける
親機で受ける
もっとも基本的なのが、スタッフステーションに置いた親機で呼出を受ける方法です。どの居室からの呼出かが画面に表示され、そのまま通話できます。
親機には、卓上型のほかに画面の大きいボード型のPC親機を選べる製品もあります。日中、スタッフステーションに職員がいる時間帯には有効な受け方です。
一方で、職員が施設内を移動しながら業務にあたる時間帯は、次に紹介する携帯端末での受け方と組み合わせるのが一般的です。
PHSで受ける
PHSを使えば、巡回などでフロアを移動していても呼出に応答できます。スタッフステーションに戻らずに対応できるため、動線の無駄を減らせます。
製品によっては、ディスプレイに入所者名や呼出の種別、ベッド番号が表示されます。誰からの呼出なのかが分かるため、駆けつける前に見当をつけられます。
また、職員同士で連絡を取り合う子機間通話や、通話中に別の呼出を知らせる割込呼出といった機能を備えたものもあります。少人数の時間帯に職員同士で連携する場面で役立ちます。
一方で、PHSは専用の基地局を施設内に設置する必要があります。更新時には、既存の基地局を活かせるかどうかも確認しておきたい点です。
スマートフォンで受ける
スマートフォンで呼出を受ける方式は、近年採用が広がっています。画面が大きく、普段から使い慣れている端末である点が支持されている理由です。
呼出の表示についても、文字だけでなく背景の色分けや映像に対応した製品があります。見守りカメラと連携していれば、駆けつける前に居室の様子を確認することもできます。
1台の端末で複数のアプリを併用できるため、ナースコールの受信と介護記録の入力を同じ端末でまとめられます。職員が持ち歩く機器を増やさずに済むという利点もあります。
導入にあたっては、施設内に無線LAN(Wi-Fi)を構築することが前提になります。電波が届きにくい場所が出ないよう、設計段階から相談しておくと安心です。
【表】PHSとスマートフォンの違い(一例)
| 項目 | スマートフォン | PHS |
| 同時呼出 | 最大16台 | 最大8台(順番呼出) |
| 通話路数 | 24通話路 | 4〜8通話路 |
| 呼出表示 | 文字・背景の色分け・映像表示に対応 | 文字のみ |
| 複数アプリの併用 | 可能 | 不可 |
| 通信インフラ | Wi-Fi(無線LANの構築が必要) | PHS基地局(専用線工事が必要) |
※上記は一例です。仕様は製品によって異なります。(参考:アイホン「スマートフォン活用のご提案」)
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ナースコールの種類③|呼出ボタン(子機)の種類

最後の軸が、利用者が実際に触れる呼出ボタンです。ここが利用者の状態に合っていないと、呼びたいときに呼べないという事態が起こります。
居室のベッドサイドだけでなく、トイレや浴室、共用スペースなど、場所ごとに適した機器を選ぶ視点も欠かせません。
- ハンド型・握りボタン
- 呼出ボタン(壁付け型)・ワイヤレス呼出ボタン
- 握力が弱い方・自分で押せない方向けの呼出装置
ハンド型・握りボタン
手元で握って押すタイプは、ベッド上で過ごす時間が長い方に向いています。手の届く位置に置いておけるため、起き上がらずに呼び出せます。
コードの長さやベッド柵への固定方法によって、手の届きやすさは変わります。利用者ごとに置き方を決めておくとよいでしょう。
呼出ボタン(壁付け型)・ワイヤレス呼出ボタン
壁面に取り付ける呼出ボタンは、設置位置が決まっているため、決まった場所から確実に呼び出せます。ベッドサイドやトイレなどに設置されます。
配線が難しい場所には、電池が不要なワイヤレスの呼出ボタンを選べる製品もあります。ボタン面が広いものは、押す位置が分かりやすいという利点があります。
握力が弱い方・自分で押せない方向けの呼出装置
握力の低下などにより、通常のボタンを押すことが難しい方もいます。こうした場合には、押す以外の方法で呼び出せる機器を検討します。
製品によっては、息を吹きかける、音を出す、手を近づける、軽く触れるといった複数の方式に対応した呼出装置を選べます。利用者の状態に合わせて方式を選べる点が特徴です。
ナースコールを押せない方への対応は、事故防止の観点からも重要なテーマです。詳しくは関連記事もあわせてご覧ください。
介護施設向けナースコールの選び方5つのチェックポイント

3つの軸で種類を整理できたら、次は自施設に合うかどうかを見極めます。ここでは、選定時に確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
いずれも、導入後に「思っていた運用ができない」という事態を防ぐための視点です。相見積りを取る前に、施設内で優先順位を決めておくとよいでしょう。
- 施設の規模・種別に合っているか
- 配線工事の範囲と導入コスト
- 見守り機器・介護記録ソフトと連携できるか
- 増設・改修に対応できる拡張性があるか
- 保守体制と修理対応の確認
施設の規模・種別に合っているか
必要な機能は、施設の規模や種別によって変わります。まずは自施設の条件を書き出すところから始めましょう。
居室数の多い特別養護老人ホームや介護老人保健施設では、複数の呼出が重なったときの扱いやすさが重要になります。フロアをまたいだ移動も多いため、携帯端末での受け方も検討したい条件です。
一方、グループホームや小規模な高齢者住宅では、大がかりな設備を入れるより、必要な機能に絞った構成のほうが運用しやすい場合もあります。規模に見合った構成かどうかを確認しましょう。
配線工事の範囲と導入コスト
ナースコールの費用は、機器の代金だけでは決まりません。配線工事や設定作業を含めた総額で比較することが大切です。
費用は、初期費用とランニングコストに分けて考えると整理しやすくなります。初期費用には機器代と工事費が、ランニングコストには保守や修理にかかる費用が含まれます。
金額は施設の規模や建物の状況によって大きく変わるため、一般的な相場だけで判断するのは難しいのが実情です。複数社から見積りを取り、内訳まで確認したうえで比較しましょう。
また、稼働中の施設では工事期間中の運用も課題になります。既存の一部の配線を活かせる場合は、工事の負担を抑えられることもあります。
見守り機器・介護記録ソフトと連携できるか
職員の負担を減らすうえで大きいのが、他の機器やソフトとの連携です。ナースコールを単体で選ばず、周辺の仕組みとあわせて考えましょう。
見守り機器と連携できれば、呼出があった居室の様子を確認したうえで対応できます。介護記録ソフトと連携できれば、呼出の履歴を記録に取り込めます。対応した内容は職員が入力することになりますが、その場で入力できれば書き写す手間を減らせます。
連携できる機器やソフトはメーカーによって異なります。自施設ですでに使っている記録ソフトや見守り機器がある場合は、その製品と接続できるかを必ず確認しておきましょう。
増設・改修に対応できる拡張性があるか
施設の運用は、時間の経過とともに変わっていきます。導入時点の要件だけで選ぶと、あとから困ることがあります。
居室の用途変更、共用スペースへの呼出ボタンの追加、見守り機器の後付けなど、想定される変化を洗い出しておきましょう。そのうえで、どこまで柔軟に構成を変えられるかをメーカーに確認します。
特にネットワークを使う方式では、機器を追加する際にネットワーク側の増強が必要になる場合があります。将来の構成まで含めて相談しておくと安心です。
保守体制と修理対応の確認
ナースコールは、止まると利用者の安全に直結する設備です。導入後の支えとなる保守体制も、選定時の重要な判断材料になります。
確認したいのは、定期点検の有無、故障時の受付窓口、対応の時間帯といった点です。夜間や休日に不具合が起きたときにどこへ連絡するのかを、あらかじめ把握しておきましょう。
また、修理の受付期間や保守サービスの内容はメーカーによって異なります。契約前に、どの範囲までがサービスに含まれるのかを書面で確認しておくことをおすすめします。
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ナースコールの更新(入替)時期の目安と進め方

現在お使いのナースコールをいつ入れ替えるべきか、判断に迷う施設は少なくありません。ここでは、更新を検討する際の目安と進め方を整理します。
更新は予算の確保にも時間がかかります。不具合が出てから慌てるのではなく、計画的に検討を始めることが大切です。
- 更新の目安は約12年
- 更新を検討したい不具合のサイン
- 既存設備を活かせるかどうかの確認
更新の目安は約12年
一般社団法人インターホン工業会は、病院用・高齢者施設用インターホンシステムの更新の目安をおよそ12年としています。日常の使用による部品の劣化などにより、この時期を境に故障の発生率が上がってくることが理由として挙げられています。ナースコールの更新時期も、この考え方に沿って検討するのが一般的です。
これは製品の使用状況から示された目安であり、税務上の法定耐用年数とは異なる考え方です。会計処理上の年数と混同しないよう注意しましょう。
設置から10年前後が経過している施設では、更新の検討を始める時期といえます。予算計上のスケジュールから逆算して、情報収集を進めておくとよいでしょう。
※参考:一般社団法人インターホン工業会「病院用・高齢者施設用インターホンシステムの更新について」https://www.jiia.gr.jp/pages/topics/page-kousin.html
更新を検討したい不具合のサイン
年数だけでなく、日々の使用中に現れる変化も判断材料になります。現場から次のような声が上がっていないか、確認してみてください。
たとえば、特定の居室で呼出がかからないことがある、通話の音が聞き取りづらい、表示灯の点灯が不安定といった症状です。いずれも、機器や配線の劣化が背景にある可能性があります。
また、呼出が鳴り続ける、操作を受け付けないといった不具合が繰り返し起きている場合は、部分的な修理では解消しないこともあります。同じ不具合の再発が続くようであれば、更新を含めて相談してみましょう。
既存設備を活かせるかどうかの確認
更新と聞くと、すべてを入れ替える大がかりな工事を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、既存の設備を活かせる場合もあります。
方式や建物の条件によっては、これまで使っていた一部の配線を活かして更新できる場合があります。工事の範囲を抑えられれば、稼働中の施設でも進めやすくなります。
現在の設備をどこまで活かせるかは、建物や既存機器の状況によって変わります。まずは現地を確認してもらい、活用できる範囲を整理してもらうところから始めるとよいでしょう。
施設の課題別に見るナースコールの選び方

ここまで種類と選び方を整理してきましたが、実際の検討は「いま困っていること」から始まることがほとんどです。そこで、現場でよく聞かれる3つの課題を取り上げます。
自施設に近いケースを見つけて、どの機能を優先すべきかを考える手がかりにしてください。
- 呼び出しの緊急度がわからず、その都度駆けつけている
- 夜間・少人数体制での対応に不安がある
- 記録や職員間の連絡に時間がかかっている
呼び出しの緊急度がわからず、その都度駆けつけている
呼出があっても内容が分からないため、とりあえず駆けつけるという運用になっている施設は少なくありません。移動の回数が増え、他の業務が中断されやすくなります。
この課題に対しては、駆けつける前に状況を判断できる仕組みが有効です。呼出の種別に加えて居室の映像が手元の端末に表示されれば、対応の優先順位を判断しやすくなります。
アイホンのVi-nurseは、IPネットワークに対応したナースコールシステムの製品名です。スマートフォンと組み合わせると、呼出の表示が文字だけでなく背景の色分けや映像にも対応します。
見守りカメラを連携させれば、ナースコールにカメラの映像が転送されるため、その場で状況を確認したうえで動くことができます。なお、この見守りカメラは単独では使用できず、ナースコールを設置して連携させることではじめて利用できます。
夜間・少人数体制での対応に不安がある
職員数がもっとも少なくなる夜間は、複数の居室を同時に見守ることが課題になります。定時の巡回だけでは、巡回と巡回の間に起きた変化に気づきにくいのが実情です。
対策の1つが、ナースコールと連携する見守りカメラの活用です。この見守りカメラは、映像解析により起き上がりや離床を検知して知らせる機能を備えています。
また、超低照度に対応したカメラを採用しており、0lxの環境下でも撮像が可能とされています。夜間に居室の照明を点けなくても、親機やスマートフォンで様子を確認できます。
呼出を待つだけでなく、変化に気づいた段階で動ける体制をつくることが、夜間の不安を減らす手立てになります。
記録や職員間の連絡に時間がかかっている
対応の記録を後からまとめて入力している施設では、記憶を頼りに書き起こす負担が生じます。連絡のたびに職員を探し回る時間も、積み重なると小さくありません。
この課題に対しては、呼び出しを受ける端末をスマートフォンにするという選び方があります。介護記録ソフトと連携する構成にすれば、対応した内容をその場で入力できるため、勤務終了後にまとめて書き起こす時間を減らせます。
1台の端末で複数のアプリを併用できる点も、スマートフォンならではです。呼出の受信と記録の入力を同じ端末にまとめられるため、職員が持ち歩く機器を増やさずに済みます。
なお、職員同士の連絡についてはナースコールの機能とは別になりますが、共有電話帳アプリ「CareRings Contact」のようなツールを同じ端末に入れて併用することもできます。
呼出への対応と、記録・連絡をひとつの端末にまとめることで、業務の切り替えにかかる時間を減らせます。

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