介護福祉士の頂点を目指す「認定介護福祉士」が民間資格としてスタート!今後どうなる?注目の新資格

内容が未確定ながら、介護職の間で話題になっている新しい資格「認定介護福祉士」。現在は一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構が運営を行っている民間資格ながら、すでに全国で初となる認定介護福祉士11名が今年4月に誕生しています。今後、国家資格、公的資格になるのかについてはまだ正式には決まっておらず、社会的な取り組みとしても内容がまだ未確定ですが、介護福祉士資格の取得者や、ヘルパーとして仕事をしている介護スタッフの間では高い関心が寄せられています。今回は、「認定介護福祉士」に関する最新情報をまとめてみましょう。

今、現場で求められている認定介護福祉士の存在、役割とは?

介護の仕事が多岐にわたっている現在、介護の現場でのリーダー経験や、施設介護・訪問介護での幅広い実務経験、知識、情報やネットワーク力、コミュニケーション力を持つ人材が、認定介護福祉士として求められています。

それでは具体的に、認定福祉介護士の介護の現場での役割を挙げてみましょう。

  • 施設・事業所の介護サービスマネージャーとして

介護職スタッフチーム(施設介護等おける、5~10名前後の連携したチーム)に対するリーダー役として教育や指導と、介護サービス全体のマネジメントを行い、サービスのクオリティーを向上させる役割 。

  • 訪問介護等の包括サービスにおける司令塔として

訪問介護など、地域包括ケアを円滑に遂行するため、他職種(医師、看護師、リハビリ職、役所スタッフなど)と連携し、チームワークを積極的にまとめ、推進する役割 。

  • 地域における介護環境向上のまとめ役

利用者に寄り添いつつ、介護施設・訪問介護事業所、町会などからのボランティアスタッフや家族介護者などの介護力全体を調整し、ポテンシャルを最大限に引き出すように、ひいては地域の介護力が向上するようにする役割を担うことも期待されるでしょう。

具体的な資格取得のための道のりとは?

現状においては、認定介護福祉士は試験で取得する資格ではなく、介護福祉士の資格取得後に実務経験を一定期間重ねたうえで、以下の2段階の研修課程を取得することで資格を認定されるというスタイルを取っています。

認定介護福祉士養成研修I類

  • 介護職チームのリーダーとして、質の高い介護の実践力を取得することを目的とする。
  • 他職種連携、介護チームの運営、医療、看護、リハビリ、心理的社会的なケアの専門知識を習得し、チームのまとめ役として介護サービスを推進していける能力を養成。
  • 想定されている対象は、介護福祉士。
  • 認定介護福祉士としての実力と地位、意識の確立を図ることを目的とする。
  • 介護職チームのリーダーとしてサービスマネジメント等の知識、情報を学び、チーム全体を運営、改善力・指導力を養成する。
  • 想定されている対象は、現在、事業所の管理者など、現場のリーダーとして教育と指導の役割に就いている人材。

認定介護福祉士養成研修II類 

認定介護福祉士養成研修I類については、介護福祉士の資格取得をしていれば誰でも受講が可能となりますが、認定介護福祉士養成研修II類については、まず、認定介護福祉士養成研修I類を修了していることが受講資格の条件になっています。また、I類、II類合計600時間程度の研修内容が設定されています。

国家資格になるのかどうか?今後の動向をチェック

新たに認定介護福祉士が公的な資格になっていくことは、介護の仕事にたずさわるうえにおいて、キャリアアップの指標になり、介護ワークの質、マンパワーの向上が期待できます。これまで漠然とケアマネージャーを目指していた人にとっても、認定介護福祉士という資格は介護士の頂点への新しい目標になっていくでしょう。今後は国家資格、公的資格になるのか否かなど、実際にいつ動き出すかわからない制度ですので、積極的な情報収集が必要といえそうです。

 

参考:

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